抗毒素製剤の高品質化、
及抗毒素製剤を用いた
治療体制に資する研究

毒蛇

ヘビ咬傷全体の注意点

  • マムシ抗毒素でヤマカガシ咬傷は治療できません。その逆も同じです。
  • 小児にも基本的に大人と同じ量の抗毒素を投与します。
  • アナフィラキシー反応に十分に注意する必要があります。
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マムシ

マムシの画像

マムシは、60cm程度の小さな蛇であり、牙は5mm程度です。マムシ毒の成分は、プロテアーゼ、ホスホリパーゼA2など多様です。年間約2,000〜3,000件のマムシ咬傷が発生しています。死亡者は年間約10人程度です。

ヤマカガシ

ヤマカガシの画像

ヤマカガシは1〜1.5mほどの大きさで、水田、河川付近に生息しています。牙は後方に位置し、毒腺はその根元に開口しています。毒の成分はトロンビンアクチベーターが主とされています。咬傷数は40年間の調査で34件が報告されています。

ハブ

ハブは2mほどの大きさで、牙は1.5〜2cmです。現在は沖縄、奄美地方に生息していますが、今後地球の温暖化により本州での生息の可能性も完全には否定できません。3種の毒蛇の中では最も危険です。ハブ毒は神経毒以外マムシ毒と同様に様々な毒を有し、咬傷から30分以内に著明な腫脹をきたします。咬傷数は年間約100件程度です。